石川の食材・能登野菜
石川県の能登地域では、
水田転作(※1)として
「能登白ねぎ」の栽培がされています。
「能登白ねぎ」の名前で流通が始まったのは
平成7年(1995年)頃から。
もともと能登地域で昔から白ねぎの栽培が
盛んだったことから、
能登を代表する特産野菜として
「能登野菜」に認定されました。
白ねぎの流通で日本で1番になることを
目標にかかげ、
先人たちが築いてきた白ねぎの魅力を
さらに高めていきたいという思いで、
多くの農家が育成運動に参加しています。
※1.転作(てんさく)とは、
同じ農地でそれまで生産していた
農作物とは違う種類の農作物を
生産すること。
しゃきっと真っ直ぐ、
やさしい甘さを蓄えて
能登白ねぎの特徴
能登白ねぎは、ほのかに甘みがあり根から葉先にかけてやわらかく、全て食べられて美味しいと定評があります。
特に葉の緑の部分は栄養価が高く、甘く苦味がないため生でも食べられます。
能登白ねぎには夏頃収穫する夏ねぎと、秋から冬にかけて収穫される秋冬ねぎがあり、同じ能登地域でも環境に合わせ数種の栽培品種を取り扱っています。
育てる環境が違うだけで、基本的には全国的に同じ「白ねぎ(※2)」を栽培しています。
※2.根元の白い部分を食べるネギのこと、一般的に
「根深(ねぶか)ねぎ」や「長ねぎ」として流通しています。