風邪予防にも効果的
「能登白ねぎ」には、石川県で定められた規格があります。
店頭に並ぶ際は葉は3〜4枚で、長さは夏ねぎだと葉の白い部分が25センチメートル、秋冬ねぎは30センチメートルとされています。
葉が青々としたものが鮮度が良く、黄色や茶色くなっているものは鮮度が落ちている目安です。
本当に鮮度が良いものは葉の部分を切ると、ヌル(粘りのある液体)が溢れ出てきます。
白ねぎには風邪予防に有効な栄養が含まれています。ビタミンCが豊富で、ネギ類特有の辛味のもとであるアリシンは血行をよくし体を温め、疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を高めます。食材でいうと豚肉や赤身肉、野菜は大豆やカリフラワーやほうれん草などと合わせると良いでしょう。
ネギ類の香りの正体である硫化アリルは、こちらもビタミンB1の働きを活性化させる作用があり、消化を促し食欲増進を助けます。
白ねぎは骨に良いミネラルであるカルシウムも含まれているので、ビタミンDを含む食材と一緒に食べると吸収がよくなります。魚だとブリやカレイやサケ、野菜は干ししいたけやきくらげなど鍋にピッタリの食材ですね。
炒め物や煮物など様々な料理で活躍する白ねぎ、能登地域で育った甘く美味しい「能登白ねぎ」をぜひお召し上がりください。
監修取材協力:JA能登わかば