メギスの回遊

メギスには日本海に分布するグループと太平洋に分布するグループの2つがあり、日本海側のグループは沖合の水深100〜200m、太平洋側のグループは水深100〜450mの砂泥底に棲んでいます。平成9年から11年にかけて行われた調査では若いメギスは浅い場所に、成長に伴って大きくなったものほど深い場所に分布する傾向があったそうです。

写真提供:すぎ省水産
底びき網船の荷下ろしの様子

寿命は日本海側のグループでは約5年、太平洋側のグループでは約3年と地域によって差があります。オキアミやヨコエビなどの小さな甲殻類を食べていますが、小イカやタコ、ヤムシなども食べることがあるようです。

底びき網漁で1年を通じて漁獲されますが、石川県では7〜8月が休漁期になります。産地では馴染み深い魚ですが年々漁獲量が緩やかに減少しているため、上限を決めて獲ることで回復させようとしているところもあります。

底びき網漁とは

海底に網(底びき網)を沈め、船が網を引きながら進み、海中の底にいる魚を獲る漁法。