サザエ料理は大人の味

夏になると能登のお店にはサザエが登場します。
サザエのつぼ蒸しは家庭によって醤油味や味噌味などがあり、
サザエご飯は磯の香りと弾力ある歯ごたえがたまりません。
加賀屋宇小総料理長に「サザエのつぼ蒸し」と
「サザエご飯」の2品を教えていただきました。

1. 加賀屋風「サザエのつぼ蒸し」

《材料(2人分)》
【材料】【分量】
サザエ4個
椎茸2枚
三つ葉3本
【調味料A】【分量】
36cc
みりん36cc
ゲルテン醤油36cc
作り方

① 生のサザエは、牡蠣ナイフを使って身を取り出し、肝と分けて十分に水洗いする。
② サザエ、椎茸、三つ葉を食べやすくカットする。
③ 先に椎茸を殻に詰め、サザエ、三つ葉も詰める。【調味料A】を入れる。
④ フライパンに3cm程水を入れる。その中にサザエを置き、沸騰してから15分程蒸す。
⑤ フライパンに蓋をし蒸し焼きにする。

ポイント

フライパンの水が無くなるまで火にかける。

2. 加賀屋風「サザエご飯」

《材料(2人分)》
【材料】分量
サザエ2個
新生姜20g
三つ葉3 本
2合
【調味料A】分量
昆布出し360cc
小さじ1.5
醤油少々
【その他】
大さじ2
作り方

① 生のサザエは、牡蠣ナイフを使って身を取り出し、肝と分けて十分に水洗いする。
② 生姜は粗めのみじん切りにする。三つ葉は1.5cm程の長さにカットする。
③ 小鍋に酒を入れて沸かし、サザエをサッと酒煎りする。
④ 米を洗い、昆布出しと「③」を合わせてご飯を炊く。
⑤ 炊き上がったら、「②、③」を入れて蒸らす。

ポイント

① サザエの肝は先に入れて火を入れる、身は火を入れ過ぎないように注意する。
② サザエの肝は一緒に蒸らすか、すり潰してご飯に混ぜても良い。  

加賀屋で味わえる別料理

能登七尾特産の希少な赤西貝と活きサザエのお造り。
どちらもコリコリとした食感が自慢。
宇小 藤雄

加賀屋総料理長。料理歴40年。
石川県の料理コンクールなどの審査員を務める。
現状にとどまることなく時代に応じた味を止むなく探求し提供する。
和食特有の繊細な味付けには定評があり多くのファンを持つ。
時にはいつものメニューにサプライズを加えてお客様を喜ばす気配りも怠らない。